
兵庫県で制作をされている、森脇要さんの作品が入荷しています。
森脇要さんは、丹波焼の窯元での修行で培われた確かな技術と、現代の生活に寄り添う温かい感性を融合させた陶器を制作されています。
森脇さんの器の特徴は、まず目を引くユニークな文字のデザインです。
シンプルな形状の中に、ふとした瞬間にクスッと笑えるような遊び心が込められており、日々の生活に心地よいユーモアを届けてくれます。
また、手作業による気にならない程度のわずかな歪みからは、手作りならではの温もりが伝わってきます。
形は極めてシンプルで使いやすく、手に取ると軽すぎず重すぎない絶妙なバランスです。
これは、
「丹波焼窯元で修行して得た、技術、技法を元に長く使っていただける器、つい使ってしまう器を目指しています」
という森脇さんの信念に基づくものです。
とくにマグカップなどの日常使いのアイテムについては、
「マグカップは毎日使うものなので、軽すぎず重すぎず丈夫さを持ちながら、見た目より少し軽く感じていただけるように作っています」
と語られるように毎日ストレスなく使えるよう細部まで工夫が凝らされています。
長年の修行で得た技術を基礎に、2020年に独立。
現在は伝統を活かしつつも、現代の食卓に溶け込む個性豊かな器を生み出しています。
その確かな品質と、使う人の心に語りかけるようなデザインで、森脇さんの陶器は日々の暮らしに欠かせない存在となってくれるでしょう。
【略歴】
1980年:島根県松江市生まれ
2005年:同志社大学卒業
2007年:京都伝統工芸専門学校卒業後、丹波焼二代目市野信水氏に師事
2012年:修行をしながら自作の器の販売を開始
2020年:独立





